ソシオパスと境界性人格障害
境界性人格障害とは、感情がとても不安定で、善悪も一般の常識では考えられない考えの中で生きている人のことを指します。
ソシオパスも自分の常識で善悪を決める点は境界性人格障害と共通していることから、実は境界性人格障害はソシオパスではないかと思われているかもしれません。
今回はソシオパスと境界性人格障害との関連性を考えてみましょう。
境界性人格障害の特徴とは
まずは境界性人格障害の特徴について簡単にまとめてみました。
境界性人格障害の特徴
- 現実または妄想で、人に見捨てられることを強く恐れ、不安を抱いている
- 対人関係の変動が激しく、コミュニケーションが安定しない。
- 気分や感情がめまぐるしく変わり、周囲の人々がついてこられない。
- 感情のブレーキが効かず、ちょっとしたことで癇癪(かんしゃく)を起こしたり、激しく怒り、傷つきやすい。
- 自殺のそぶりや自傷行為を繰り返し、周囲に動揺を与える。
- 自己を損なう行為(薬物・アルコール・セックス・万引き・過食・買い物など)に依存しやすくなる。
- いつも空虚な気持ちを抱き、幸せを感じにくい。
など
※医療法人一向会 いちメンタルクリニック「境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)」から一部抜粋
http://1mental-clinic.com/border/
上記の特徴を見ると、総合失調症と激しい感情の不安定さの特徴がある神経症の2つの精神の病を掛け持ちしているのが境界性人格障害の特徴です。
ソシオパスとなぜ?同じに思われるのかというと、ソシオパスの後天性の影響である「環境」と先天性の影響を及ぼし「遺伝」の2つの要素があると考えられていること。
どちらかというとソシオパスに違い位置に境界性人格障害が存在しているのかもしれません。
ソシオパスと近い位置にいるかもれない
境界性人格障害を大きく影響しているのは母親の影響が強く、母親からの虐待や育児放棄が原因が大きいと言われているからです。
ソシオパスのトラウマが母親からの虐待や過干渉からきているのであれば、詳しく検査をすれば「境界性人格障害」と診断せれる可能性があるということ。
ソシオパスと境界性人格障害との関連性を確立されるために今後の研究に期待したいものです。
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