サイコパスに関する研究はどの程度進んでいるのか
サイコパスの治療法がいまだに確立されていない今日。
サイコパスの研究はどの段階に入っているのでしょうか。
日本のサイコパスの定義
日本でのサイコパスの定義は「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」に基づき「精神障害者者」とされています。
日本の場合、サイコパスが犯罪を犯した場合は精神鑑定を行い、責任能力が判断するか確かめてますね。
サイコパスと呼ばれる日本の犯罪者は責任能力があると判断され処罰を受けているケースが多い気がします。(少年犯罪は除く)
サイコパスの研究は脳に注目?
イギリスやカナダの研究では、サイコパスの精神状態ではなく、サイコパスの脳の構造を研究しています。
脳の判断で感情や考える行動をしていることに注目して研究が進められています。
研究成果ではサイコパスの脳は感情を司る機能が乏しいこと、自分のやっている行為そのものに何とも感じない原因は脳の動きそのものだと判ってきているのです。
その結果、サイコパスは大人になって治療しても成果もなければ効果が見受けられないという結論がでてしまったのです。
子供のうちに手を打つことがカギになる
日本のサイコパスの研究のレポートに小学生?中学生の頃にサイコパスの特徴が強く出ると記載されていました。
サイコパスの研究により、子供の教育システムのあり方が変わっていくのでしょうか。
その研究でサイコパスと上手く付き合う確立した方法が将来的に学校教育方針に組み込まれていくのか研究者達の努力が教育や家庭環境どう影響していくのか期待したいところです。
サイコパスは人間の本質そのものです。
弱肉強食の世界に自分が勝つためのスキルであり敵から身を守る武器でもあります。
そのことを把握している研究者自身もサイコパスというケースがあり、自分そのものが研究対象であるという不思議な分野であることは間違いありません。
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