私の出逢ったサイコパス
プロフィール: T.Uさん、40歳女性、主婦
当時、サイコパスという言葉自体知りませんでしたが、高2の時に出会ってから6年付き合った彼の話です。
彼は一つ年上でテニス部で見た目さわやかで、とても感じのいい、いわゆる好青年でした。そんな彼に付き合って欲しいと言われて、付き合うということ自体初めてだった私は彼の外見以外何も知らないながらも深く考えずにOKしてしまいました。
付き合いだして体の関係を持つまではごく普通の人でしたが、徐々にサイコパスの片鱗が現れ始めました。
まず、クラスの男子との会話も禁止、担任が男性教諭でしたが必要な事でも友達伝いにしてもらえ、喋るなと言われました。初めての彼氏だったこともあり、男の子は嫉妬深いものなのかと少々不快ながらも言われる通りにしていました。
ですがある時、彼の家に遊びに行くと彼のお兄さんがいて挨拶を交わしました。その場では彼もニコニコしていたのですが、彼の部屋に入ると「淫乱、死ね」という罵声。「何で?あなたの身内に挨拶するって当たり前のことでしょ?」と言ったら「お前は普通の女と違って目つきからして男好きで誘ってるから言ってるんだ。自分で気づいてなかったのかよ?」と返され、その言葉に深く傷ついた私はそれ以来、実の弟にでさえ距離を置いたり、バイトも女の子だけの所に変えました。
また、当時私はキムタクのファンでしたが、録画したビデオやCDも全捨てされ、代わりに興味もないタカラヅカにはまれと強要までされました。
意外なことに私への暴力は一回もなかったのですが、思い通りにいかないと壁に頭を打ち付け「お前のせいだと遺書も何枚も用意してる。死んでやる!」と叫びながら行為を続けました。一度、救急車騒ぎになったこともあります。
付き合って二年目には何としてでも逃げたかったのですが、逆上させてはいけないと、彼が私に飽きてくれるのをひたすら待って待って六年かかってしまいました。
私の青春時代は彼の存在で苦しいものとなりましたが、だからこそ次に付き合い結婚した旦那の良さを40歳になった今も痛感する日々です。"
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