踊らされるならタップダンスを踏めばいい
プロフィール: R.Tさん、20代女性
最近までとある小売店で働いていたのですが、振り返ってみればそこの責任者がサイコパスだったように思います。
もともとその責任者はほとんど自分では仕事をせず、「やるのではなくやらせる」が口癖の人でした。また、口がうまく、セールストークや従業員など非常に言葉巧みに「のせる」のが上手い人でした。ただその「のせる」というのが非常に不快というか、俺は上手く使いこなしているというのが滲み出る人でした。
業務としてはシフト制のため、多くの時間帯をの従業員に頼らざるを得ないのですが、君しかいない、期待しているなどと煽てて、多少の無理を押しつけては、「あいつはああやって煽てればこの通りだ、こういう時しか使えない奴だ」とこともなげに言います。
また弁は達者なのでアルバイトの大学生たちの進路相談等に乗ってやり、色々とアドバイスを出していたようです。そのおかげかその子たち五人程は、まるで一種の宗教のように彼のことを持ち上げており(崇拝といっていいのかわかりませんが)、非常に気味が悪かったのを覚えています。そのくせ蔭では平気な顔で、「あいつらは適当なことを言っておけば勝手に納得するから楽でいい」と漏らしていました。
私が恐ろしいと感じたのは、そういうことを私を含めて同じ時間帯でその人たちと働く可能性のある人たちの前で言ってのけるということです。漏れ伝わるかもということに頭が回らないはずではないので、良心と言うかモラルが欠けているのでしょう。
また有給やボーナスといった待遇面に対しては、必ず「そのうちね」と言葉を濁され、そう言った話に踏み込めないようにされていました。また、少し踏み込もうものなら、そう言ったものはあくまで成果に対して与えられるものだから(今思えば少なくとも有給は違いますね)、経営が赤字の今は出せないのは分かるよねと、さも正論であるかのように煙に巻かれたりもしました。
恥ずかしながら無知な私は、その時はそういうものかと納得してしまいました。
こういった所々では大きな違和感があったのですが、その都度結局言葉巧みに褒めたり、煽てたりその場しのぎの対策案を出していたので、節々ではおかしいと確信しつつも、実際に行動だったり他の人に相談したりということはできませんでした。
結局私の中で不信感が堪り切り、その仕事場を辞めました。彼は今も小さな店の中で王様を気取っているのでしょう。
私の経験ですが、彼のような人間は人を都合のいい駒としか思っていません。そしてそれに微塵も罪悪感を持ちません。私が言える対策は、すぐにその人から距離を置くか、さもなければいっそのこと飛び込んで洗脳され、使いつぶされるまで踊らされるかの二択です。後者は修羅の道ですが、それはそれでその間は楽しいでしょうし何よりサイコパスに怯える必要はありません。
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